クロスバイクのブレーキシュー交換とワイヤー交換
クロスバイクのVブレーキのブレーキシューの交換とブレーキワイヤーの交換をしました。
今回はインナーワイヤーのみ交換してアウターワイヤーはそのままです。
ブレーキシューが減ってきたので交換とついでにワイヤー交換もします。
インナーワイヤーやシフトワイヤーのインナーワイヤーは半年から1年に一度は交換しないと中で切れてしまうリスクがあるので切れる前に交換しておいた方がいいので定期的に交換します。
まずはワイヤーの端を切ります。
ブレーキ本体のネジを緩めて本体からワイヤーを外します。
ブレーキレバーを引っ張るとワイヤーの付け根が出てきます。
付け根の銀色の部分が下に曲がるのでワイヤーをブレーキ銀色の側に引っ張りながら下に曲げます。
横からみるとワイヤーが下に落ちる構造になっています。
下側はタイコの形に丸くなっていて、タイコの位置を丸に合わせると下に外れます。
このままワイヤーをレバー側に引っ張っていきます。
バナナの部分とゴムの部分が外れるので注意です。
ワイヤーを全部引っ張って外したら今度は新しいワイヤーを入れます。
この時ワイヤーにシリコングリスをつける人もいますが、私はそのまま通します。
グリスをつける場合はシリコングリスの方がいいです。
クレ556みたいな揮発性のものは乾いてしまって意味がないです。
今回はニッセンのワイヤーでグリスなど無くても引きが軽いのでそのまま通します。
ブレーキワイヤーはロードとクロスバイク、MTBではタイコの形が違うのでMTB用を買います。
私のブレーキはロードコンポーネントのSORAなのですが、STIレバーならロード用のワイヤーでフラットバー用のブレーキレバーだとSORAでもMTB用のワイヤーになります。
外したのと同じ通りにまずはレバーの中にワイヤーを通して行きます。
タイコをレバーの銀色の部分にはめこみます。
バナナとゴムに通します。
バナナをブレーキにくっつけたらゴムをバナナにとりつけます。
ここまででワイヤーの準備は終わりです。
ここからはブレーキシューの交換をしてその作業が終わったらワイヤーをブレーキに取り付けるので一旦作業をブレーキシューにします。
ブレーキシューはBBBの物を使用しています。
シマノの物より雨天での制動力がかなりいいですし、前後のセットなので値段も安いです。
ブレーキ本体のこのネジを外してブレーキシューを外します。
外したシューと新しいシューの比較です。
左が外したもので右が新しいものです。
外したシューはかなり溝がなくなっています。
シューはこんな感じにネジの部分にワッシャーがついています。
バラスとこんな感じに。
左からうすみたいなもの、丸くなってうすに合うもの、丸くなってうすに合うもの、うすみたいなもの、ワッシャー、ネジです。
真ん中にブレーキ本体がきて平らな部分でブレーキ本体を挟んで外側が丸くなって最後にうすみたいなものが付く感じです。
この機構でリムにピッタリ付く様に微調整ができます。
ブレーキシューをブレーキ本体に取り付けて軽くネジを締めますが、固定はしないで位置を調整します。
シューを両方取り付けたらブレーキ本体を指で挟んで固定した時の位置をリムにピッタリになる様にします。
シューのネジを強く締めると締める方向に少し動いてしまうのでそれを計算した位置て締めるといいです。
上手くいかなかったら何度かやり直してちゃんとした位置になったら本締めします。
シューが決まったらワイヤーをブレーキ本体にとりつけます。
私はやり方が独特かも知れません。
まずはブレーキレバー側のワイヤー調整ネジを2/3くらい緩めておきます。
そしてブレーキ本体を指で挟んでリムにピッタリつけます。
その状態のままワイヤーを本体に仮止めします。
そうするとシューがリムについたままになります。
ブレーキレバーのワイヤー調整を締めるとシューとリムの間隔が空くのでちょうどいいところまで締めていきます。
私は完全に締める事が多いです。
個人的には少しリムとシューの間隔が狭いくらいにしておきます。
ワイヤーの初期伸びに対応するためです。
位置が決まったらネジを本締めしてからブレーキレバーを強く握ります。
強く握る事で初期伸びを早めにだすのです。
(それでもある程度時期がたつと初期伸びしますが)
ワイヤーの端にこれを(シマノではインナーエンドキャップと呼んでます)つけてカシメます。
私はワイヤーカッターにカシメ機能があるのでそれでしますが、無ければラジオペンチとかでカシメます。
これで終わりです。