ブルベ団体のAR日本橋さんのフレッシュに参加しました。
フレッシュはフランス語で矢と言う意味で、24時間を直線でどのくらい距離を走れるかって言うところが発端らしいです。
普段のブルベであるBRMは運営さんが引いたコースを走りますが、フレッシュは参加者が自分が走るコースを引いて運営に提出して走ります。
矢の精神に則り、
・出来るだけ直線で
・同じ道を走ってはいけない
・PCとPC間は最短距離で
と言う条件でコースを引かないといけません。
人数も3人以上5人以外で走らないといけなく、常に一緒に走らないといけないです。
峠の上まで先に行ってて待ってるなどはいけないのです。
毎年12月末までにエントリーと各自が引いたコースを提出して審査してもらいます。
3月頃には審査が終わります。
今年は4人で申し込んだのですが、直前になって1人が体調不良でDNS(Did not startの略で欠場と言う意味です)。
3人で行く事になりました。
まずは金曜の午後に大宮から北陸新幹線に乗ります。
大宮駅に新幹線の作り物がありました。
糸魚川駅に到着。
駅には自転車ののぼりがありました。
立て看板も。
駅前のビジネスホテルえびやさんにチェックインして荷物を置きます。
そして晩御飯は近所の居酒屋さんに。
お通しのホタルイカの酢味噌和え
刺盛り
モウカの星(モウカザメの心臓)
レバーみたいな味と食感です。
イカ刺し
幻魚の唐揚げ
富山ではゲンゲと呼ばれている魚です。
白えびのかきあげ。
糸魚川名物ブラック焼きそば。
イカスミの焼きそばです。
そして土曜の朝7時がスタートで写真を撮らないといけないので少し前に駅前に行って待機します。
天気予報の通り雨でした。
ただ3mmの降水予報だったのですが、それほど降ってなく1mmくらいでした。
雨具の上下とシューズカバーの完全防御で挑みます。
手はハンドルカバーとテムレスを使いました。
ただ、他の2人はハンドルカバーだけで問題なかったそうなので次からはハンドルカバーだけでいいかも知れません。
参加者にはAR日本橋さんがゼッケンプレートを用意してくれているので各自自転車に取り付けていたのですが、スタートしてすぐに1人のゼッケンが取れてしまいました。
これが波乱の始まりです。
日本海まですぐなのですが、日本海に出たら雨の振りが強くなって来ました。
風も強いです。
初めて日本海を見たのですが大荒れです。
この雨の中、海沿いを直江津まで走ります。
途中で私の自転車の後輪の空気圧が抜けていく感じがしましたが、チューブレスタイヤなので少しずつ抜けていくので、コンビニなど安全に作業が出来る場所まで持つならそこで作業しようと思いました。
PC1の直江津に到着。
雨の中、証跡になる写真を撮ります。
ここの公園は直江津集合で皆が集まるところです。
9時45分がリミットのところ9時20分に着いたので25分余裕ができました。
その後、近くのコンビニへ。
後輪の空気の抜けは止まった感じがします。
シーラントが効いたみたいです。
携帯ポンプで空気圧を既定値まで入れます。
これでも空気が抜けて行くならリタイアも考えなくてはいけないのですが、その後、問題なく走れました。
PC2に向かう途中から雨がやみました。
日本海沿いを豪雨の中走ったので砂でドロドロです。
かなりキツイ。
予定より30分遅れの13時に到着しました。
コンビニでご飯を食べようとも思いましたが、寒いので近くのお蕎麦屋さんに入ってくるみ味噌ラーメンを頼みました。
付け合せ。
ここで30分くらい使ってしまいましたが、コンビニ飯でも15分くらいかかるので温かいものが食べれて良かったです。
PC3の平和橋へ向かいます。
途中で一緒に走っている人がパンクをしました。
チューブを取り替えます。
チューブ交換をして走り出してしばらくしたらまた同じところがパンクしたそうです。
タイヤを調べてみると小さい石がめり込んでいて、これが原因でパンクしていた様です。
小石を取り除いでタイヤブートをつけてチューブを交換します。
このパンク修理で停車中に他のチームが追い抜いて行きました。
フレッシュで他のチームに遭遇するのはかなり奇跡的です。
PC3に向かう途中で長野市の市街地にたどり着いたので、先程2つチューブを使ってしまってチームのチューブの在庫がなくなってしまったのでコースを外れてチューブを買いに行きました。
グーグルマップで調べたサイクルショップZekuさんでチューブを買ってコースに復帰します。
長野市の市街地はかなり混み合っていました。
ここで先程追い抜かれたチームに一瞬追いつきましたがすぐに離されました。
PC3の平和橋へ到着。
千曲川沿いの何もない普通の橋です。
リミットが15時25分のところ18時到着だったので予定より2時間半遅れ。
かなり難しい状況です。
そのまま川沿いをPC4に向けて走ります。
千曲川沿いは走りやすかったです。
すぐにPC4の上田城跡公園へ到着。
18時56分で既に暗くなってしまいました。
ここから浅間サンラインという道に向かいます。
いきなり8%の勾配で登らされて浅間サンラインに入りました。
ここでコンビニ休憩。
浅間サンラインはとにかく登ります上田から小諸までは4%くらいのダラダラした登りが続き、小諸からは最大12%のガッツリした登りです。
小諸の終盤から御代田町辺りで気温がどんどん下がっていってマイナス1℃になってしまいました。
御代田町のコンビニでハンドルカバーにカイロを入れて、ジャージの心臓の辺りに貼るカイロをつけたのですが、それでも寒いです。
軽井沢を抜けて碓氷峠へ、この寒さの中ダウンヒルに突入します。
PC5のめがね橋へ到着。
22時50分
やはりダウンヒルで体が冷えてしまいました。
碓氷峠を下ったら気温が下がる事を期待して安中市まで下りました。
ハンドルカバーにカイロを入れているにも関わらす手先が冷たくなりすぎて痺れてきました。
さすがにヤバいのでローソンに突入。
ここまで走った距離が205kmで後155km走らなくてはいけないのですが、現在の時刻が23時20分。
残り155kmを7時間40分で走らないと行けないです。
我々の走力だと無理なのと低体温症になりそうな程、寒いのでDNFすることにしました。
DNFしたものの高崎のビジネスホテルまでは走ろうとなったのですが寒すぎるのですぐに次に出てきたローソン安中郷原店に避難。
ローソンのイートインでDNF連絡などをしているとローソンの店長さんらしき人が話しかけてきて、糸魚川から東京へ向かうつもりだったけど、寒さでリタイアした事を伝えるとカフェオレとホットミルクを奢ってもらい、パンなども頂きました。
高崎でビジネスホテルにでも泊まろうと言うとここから自転車で5分くらいの場所にルートイン安中があるからとルートインさんに電話して予約までしてもらいました。
かなり消耗していたので本当に助かりました。
ルートインさんに高価な自転車だから部屋に持っていきたいと伝えるとそのまま部屋までOKとの事でした。
これはありがたい。
温かい風呂に入り復活してからベッドで寝れました。
翌朝はバイキングで朝食。
かなり人権があります。
ルートインをチェックアウトして高崎駅まで走ります。
パンクはしょうがないとしても時間がなさすぎましたね。
ガーミンさんのデータを見る限り、休憩が多すぎた感じがします。
休憩はこんな感じでした。
・PC1 直後のコンビニ 25分
・PC2直前のコンビニ 時間不明
・PC2直後のコンビニ(食事はせず)11分
・PC2直後の蕎麦屋(ラーメン)38分
・パンク2回 30分〜40分?
・長野の自転車屋 9分
(コース外れてから復帰までは20〜30分?)
・長野市街地のコンビニ 27分
・東御市のコンビニ 12分
・寒くて入った御代田のコンビニ 14分
・碓氷峠を下ったら後のDNFを決めたコンビニ
(元気ならここはスルーしたかも)30分
次はゴールデンウイークに山形県から青森県まで走る400の予定です。
今回の反省を踏まえて5月だけど冬用のジャケットを検討しないとです。